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【狼の口】狼の口再読独行会まとめ | 第2巻分

 

2020/04/02:ログ作成時にヌケが発生していた箇所を追加。「【2020/04/02追加部分】」付属箇所。

 

第4話

2020/03/05

 

というわけで2日かけて1巻読み返したけど、相変わらずすでに息切れ。2巻いってみよう。 #狼の口再読独行会

2215 | twetter

 

それにしてもやっぱ腹立つな。気付いてしまったのが運の尽きよ。 #狼の口再読独行会

2217 | twetter

 

そうだ。3話って冒頭にまず名もなき親子の描写があるんですが、ここで首吊り刑に偶然刑要素持ち込む(とはいえ解放する気はなさそうなんですが)ヴォルフラムさんにお気づきいただけただろうかとか、子供には拷問はしても処刑はしない例その1なんであるとかいうのはさておき、 #狼の口再読独行会

2222 | twetter

4話いくといいつつしばらく3話振り返ります。時系列順守優先のため、そのへん編集せずにそのままお送りします。以降もこういうことままあるかと思います。

 

この3話って親子(で関所越え)が小テーマにあると思うのやら、二組の親子がそれぞれリンクした描写になってたりもするんですが、テルがあれなので最初の親子の見方もなんかちょっとまた意識しちゃいますね。 #狼の口再読独行会

2224 | twetter

 

2人の子どもたちは目の前で父親の死に目に遭って一度終わるんですよね。父親の命を(自主的に付いて行きながらも、結果的に巻き込まれた形になっている)息子が負っている感。そして怒りを抱くヴァルターくんで終わるっていう救いのなさ。いわんやあの息子は。えぐみ。 #狼の口再読独行会

2232 | twetter

 

でも、この子にしろもう一人の子にしろ、残された子供のその後はヴァルターくん以外は一切描かないんだよなあ。 #狼の口再読独行会

2234 | twetter

 

というわけでいい加減2巻です。冒頭早速むち打ち刑(猫鞭)でたいへんうれしいですね。狼、最初の頃は純粋にキャッキャできるので本当にいいですね……。 #狼の口再読独行会

2241 | twetter

 

4話は同調圧力や男らしさの強要の行く末みたいな小さな村の話ですね。ハンスさんもエヴァちゃんもそれぞれこの村がそう育てた要因も大きいその結果で問題が起こるんですが、男たちは自分たちの問題よりも、戦いの時に持ち出せる武器の心配をしてたりする。これもえぐい構成です。 #狼の口再読独行会

2301 | twetter

 

あとキュートが爆発してるおかっぱ代官さんの登場回なので……おすすめなので……。 #狼の口再読独行会

2303 | twetter

 

狼で珍しく宗教要素出してるのもこの回で、ハプスブルクに与する修道院でのやり取りとか、自慰った旦那が即座に神様に謝ってたり、大衆向けの宗教劇(多分イエスの何らかの奇跡の話)やってたりするのも特徴的なのよね。 #狼の口再読独行会

2306 | twetter

 

自意識と劣等感が蔓延して育った村に宗教描写取り込んでるっていう。えぐみしかないですね。罪の意識のずれまくった所在がするどく切り込まれてるんですが、宗教劇眺めてる名もなき騎士さまの横顔かっこよすなのでオススメですね……。 #狼の口再読独行会

2309 | twetter

 

4話、ハンスさんもエヴァちゃんも大概なんだけど、あの村と比べると正直かわいそうなんだよなあ。鬱屈するしかなかった場所を逃れることになって、心機一転、新天地へ向かおうとする時の心躍る2人の絵はちょっとしんみりするところある。 #狼の口再読独行会

2328 | twetter

 

でも結局2人にはまだ本当の意味合いで誰かを愛することが芽生えられてなくて、その土地に生まれてるなら協力せねばならぬ理論出してくるアホどものリンチによって処刑されるっていう。死ぬ間際のエヴァちゃんの喚き、好きなんですよね。 #狼の口再読独行会

2330 | twetter

 

愚かな子なんですけど、少なくとも、強要してくる「同胞たち」よりよっぽどマトモなんだなあ。「生きることは戦いなの」って最後の最後までただ強いられて散るのだもの。 #狼の口再読独行会

2332 | twetter

2020/04/23追記:「生きるのは戦いなの」は、女将さんがそれを知ってたかどうかはともかく(過去にどのような境遇にあったとしても、ほとんど知っていることはありえないが──宗教関係者などから話に聞くとか、よほどの人から話を伝え聞くという機会がない限りは──)、元はラテン語の「Vivere militare est」(セネカ『倫理書簡集』)によるものだと思われる。

 

第5話

2020/03/05

 

後半(5話)には満を持してクールビューティー公弟閣下が登場し、書き物してるお姿見せてくれる。 #狼の口再読独行会

2333 | twetter

 

第6話

2020/03/05~06

 

2巻ラストの第6話。親子で関所越え第二段で3話冒頭の親子(父息子)を彷彿とさせるところもある親子(母娘)なんですが、積極的に盟約者団側に与してるわけではないだろう母が無理矢理ついて来たという娘を各所で利用しつつどうにか関所を越えようとするという、またえぐい話です。 #狼の口再読独行会

2359 | twetter

 

えぐい話ばかりだな? #狼の口再読独行会

2359 | twetter

 

そしてこの6話! なんと、クール以下略さまが続投なのである。あとヴォルフラムさんの性根がちょっと見える。えつらく~~ #狼の口再読独行会

0001 | twetter | 【2020/04/02追加部分】

 

あとまた教会とかの人間が出てくるんですが、腐敗しきってる教会の司教が女旅芸人を抱いてるだけでもあれなんですが、騎乗位もしてるのもなかなかですね。 #狼の口再読独行会

0004 | twetter | 【2020/04/02追加部分】

 

ちょっと優しいお坊さんのほうは好き。その話、お母さんのほうにしてあげたら、もしかしたらまた違ったのかもしれないのにね。 #狼の口再読独行会

0005 | twetter | 【2020/04/02追加部分】

 

娘をコブと思ってそうなお母さんが、とはいえ母親としての情にも挟まれながらも、結局娘よりも役目を優先したがために迎えていく終わりがちょっと切ないのよね。 #狼の口再読独行会

0009 | twetter | 【2020/04/02追加部分】

 

あと、なんとなくそう見えるっていう話ですが、ラストに登場する旅僧らしき2人組は多分『薔薇の名前』の主人公2人のデザインを取り入れているのかなと思う。『薔薇の名前』冒頭には髭公周りの治世に触れる描写もあるのじゃよ。 #狼の口再読独行会

0012 | twetter | 【2020/04/02追加部分】

 

外してる描写ないからいいけど、疑わしきは取りあえず罰するお代官さまの鳴かせてみせようホトトギス根性もたぶんちょっともんだいあるとおもうの。というわけで、きょうの読書会はこれくらいで。やっぱりめちゃくちゃ時間かかる再読会。 #狼の口再読独行会

0017 | twetter | 【2020/04/02追加部分】

 

でも一番キャッキャできる2巻まで終わったから、あとは多分、おのれ盟約者団めっていうお決まりの言葉をぼやくことが増えていくのではないでしょうか……。 #狼の口再読独行会

0019 | twetter | 【2020/04/02追加部分】

 

っていうか、戦闘準備整ったぜって伝える役目を担わした人に路銀まともに渡してないらしい盟約者団ってブラックじゃないですかーーーーー??? 他に伝令役の保険かけてるのかもしれないけどさ。 #狼の口再読独行会

0023 | twetter | 【2020/04/02追加部分】

 

薔薇の名前』連想していいなら、そのラストに引用されてる「stat rosa pristina nomine, nomina nuda tenemus.」を連想してもいいのかもしれないなと思います。 #狼の口再読独行会

0028 | twetter | 【2020/04/02追加部分】

 

もっと言えば、そのラテン語のやつの参照源である『中世の秋』にまで足を延ばしたらよいと思う。たぶんこの6話の落としどころってそこだと思うんだよな。総ては過ぎていく、腐敗する、ついでに(教会も加担する)アツい女卑下思想。 #狼の口再読独行会

0042 | twetter | 【2020/04/02追加部分】

 

それだとすっきりするので、やっぱり『薔薇の名前』に繋がるようにしてるのてはないかと思うんだけど、どうなんたろうなあ。 #狼の口再読独行会

0044 | twetter | 【2020/04/02追加部分】

 

3話の「今行くよ、父さん」ってほんと切ないなあと思いながらテルの頭はげるまではたきたい気持ちがしみじみと胸の内に広がってますが、きょうは孤独会やるにしても日を跨ぐ前後になるかもしれない。 #狼の口再読独行会

2147 | twetter

 

テルの頭はたきたくなることなんてある????????? あるんだな。 #狼の口再読独行会

2148 | twetter

 

何度でも言うけど、自分の手が届く範囲の、自分の信じる正義をなすのがテルという男の造形のいいところだと思っているので、伝説にある、後年、川で溺れていた子供を助けようとして死んでしまうっていうのは本当に最後まで生き様を貫いている話になっていて好きなんですよお。 #狼の口再読独行会

2153 | twetter

 

久慈先生残酷すぎるのぜ……。 #狼の口再読独行会

2154 | twetter

 

実際のところの各地域の連携とか派閥に関しては沈黙し、村レベルでの内部構造にも沈黙して「盟約者団」とまとめて、ひとりはとにかくみんなのためにっていう全体主義めいた空気になっているんですよね。自由のために戦うことが最善というか、なかなか気持ちが悪い。 #狼の口再読独行会

2201 | twetter

 

上手く言えてない気がする。この場所で生まれて生きているならば協力すべきであるという同調圧力を良しとし、目標のために働けば良しとしているというか。結構要所要所でそこへのツッコミは作中でも暗にされてると思うんだよな。 #狼の口再読独行会

2203 | twetter

 

初めのほうはそういう意味で結構切り込んでて、やっぱり『狼の口』は序盤のほうは何度読んでも楽しい。この再読通じて後半のほうももう少し楽しんで読めるようになるといいなとぼくはおもいましたまる #狼の口再読独行会

2206 | twetter

 

盟約者団ってほんとまじひたすら歪んでいってばっかりいるよく分からん集団になってると思ってるんですよお。憎しで言ってるわけでなく。彼らは彼らの利己のために働いていて、それはそれで一つの正義でしかないのだけど、それよりも汗臭い一致団結に酔ってるところあるというか。 #狼の口再読独行会

2218 | twetter

 

原因と結果をちゃんと見てないところあると思うんですよね。既得権益を脅かされたことへの反抗なんだけど、ただ憎しみで突き動いてる感じというか。やることなすこと泥臭いというか。 #狼の口再読独行会

2221 | twetter

 

そのへん考えてると、子供たちの描写ってやっぱり面白いと思うんですよ。憎しみが原動力にありそうになっていたり、次の理想的な英雄として都合よく扱われていたり、親に守ってはもらえなかったり。その後がなかった少年少女はその後どうしてるのかはやはり気になる。 #狼の口再読独行会

2225 | twetter

 

盟約者団側において、子供(=人間の行く先)に明るさがないというか、すごい鬱屈としてませんかね。子供のためにと言いながら積極的に蒙昧な全体主義に巻き込んでもいる。良しとするイデオロギーにただ投げ込むというか。当時の子供観とかもあるだろうけど。 #狼の口再読独行会

2228 | twetter

 

やっぱ盟約者団好きになれないなーともやもや考えつつ思うけど、まだちょっとやること他にあるので続きの3巻読書会はまだよ! #狼の口再読独行会

2230 | twetter

 

取りあえずそういう構成なんだからシラーのテルと比較するけど、シラーのみたいに気持ちよい大団円になるように仕組んでないんだよな。 #狼の口再読独行会

2233 | twetter

 

1話で最初に処刑されてる人が一番自分の子供の行く末のことを考えてたような気もするけど、逃がすタイミングがアホ極まれりなのであんまりそこ同情できないんだよな。親が子を思う描写はどこも絶対あるけど、それよりも結局全体(につながるもの)への忠誠が勝ってるというか。 #狼の口再読独行会

2256 | twetter

 

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